
■ 2007年J1第6節 ■
2007年4月14日(土)14:03K.O. 日産スタジアム(晴一時曇・19,367人)
横浜FC 0-1 鹿島アントラーズ
【得点】25分柳沢(鹿島)

アントラーズのチーム状況を考えるとゴール裏で一緒に戦いたいという気持ちもあったのだけれども、試合そのものを楽しみたいカードだったため、メインスタンド観戦を選択したのでした。結論から言うと、日本一サッカーが見づらいスタジアムでの開催だったため、メインスタンドからの眺めもかなーりいけてなく、ゴール裏の応援が2Fだったことを考えると、むしろゴール裏にいたほうが試合展開はよく見えたのでは?と若干後悔しつつ。まあでもじっくり見ることはできました。その代わり、勝利の喜びを一緒に分かち合えなかったりもするわけですが、こればっかりはしょうがない。

試合を観戦するにあたって、通常は試合が始まる前に今日はどういった見方をしようか?と自分なりに考えて、意図的に偏重気味な観戦をするのだけれども(生観戦ならではの見方がしたいので)、この試合に関しては、何を中心に見たらよいか?が決められず、結局軸がぶれたままあっちを見たりこっちを見たりで、無駄にバタバタと視線を動かしての観戦になってしまいました。そういう意味でもゴール裏からの視界のほうが一気に全体が眺められるので、メインを選択したのはしくじったかな?とも思ったんですが。
試合開始直後は、まず展望でも書いた通り、横浜の出方を伺うところからはじめました。両SBは控えめではあるもののマイボールになったら上がり、最終ラインは低すぎず、真ん中はほぼ横1列、前線では久保とシウバが縦の関係に入り、4-5-1もしくは4-4-1-1と表現するのが適当かな?という布陣で横浜ダービーのときほど攻撃的ではないけれども、どん引きでもなく意外と普通に入ってきたなぁという印象を受けました。気になっていた左右のSBの配置は、ここ数試合で定着した右が和田、左が小野の布陣。鹿島としては、やりやすい布陣で来てくれたかな?という印象を受けました。
左右の組み合わせにこだわっていた理由を今更説明すると、篤人はサイドの高めの位置でボールを持ったときに、勝負に出る場合にはそのままサイドを駆け上がっていく動きと周りの選手とのコンビネーションでさらにサイドを回ってクロスを上げる動き、自分で中に切れ込んでいく動きの選択頻度が同じくらいで、さらに相手のプレッシャーがあるときに回りに味方がいる場合には、無理せずパスを選択する場合も多々あります。一方の新井場は、勝負と決めたら強引に突破する確率が高く、さらにサイドを駆け上がる確率よりも中に切れ込む確率が高い。でもって、中に切れ込む場合には、誰かとワンツーをしたがる傾向がある、という特徴があります。そして、篤人も新井場もスピードあり。で、横浜FCの両SBなのだけど、小野はスピードはあるけれども、守備のときに意表を突かれた場合に対応が一瞬遅れる傾向があって、一方の和田は、突破される前の読みの段階である程度の対応が出来て、相手をサイドに追い込むと容易には突破されない強さがあるけれども、中に抜けられると振り切られる傾向があるかなと。で、両方の相性を考えたときに、篤人VS小野、新井場VS和田のほうが鹿島はやりやすいかなぁと思ったのでした。篤人のほうが新井場よりも小野の意表をつきやすいかなってのと、新井場のほうが篤人よりも強引に中に切れ込みやすいのでは?と。まあ、素人考えなのでんなことねーよな部分も多々あると思いますが。
試合の話に戻ります。序盤は横浜の出方を慎重に伺って、受身になっていた鹿島ですが、徐々に攻撃の形を作り始めた頃、目に付いたのが個の突破ではなくて、コンビネーションでの突破を意識しているなぁということでした。前が空いているので1人で持ち込む?と思いきや、誰かとワンツーをして横浜DFをかく乱させようという動きを意図的にしていたり、ペナルティエリア付近でもサイドチェンジを試みたり。ボールのあるところ以外では、FW陣がDFの裏に飛び出す動きを見せてDFを引き付け、出来た隙間に本山とダニーロがスルーパスを通し、そこに誰かが飛び込むという連動性をかなり意識した攻撃をし始めたなぁと。残念ながら、シュートは枠を捉えなかったのだけれども、バー直撃の岩政のシュートだったり、背後から回り込んでの青木のシュートは、得点の匂いを感じさせてくれました。残念だったのは、後半になると徐々に連動性が落ちていき、攻撃が単調になっていったことなのですが、連戦の疲れに気温の高さも影響してのことではあったのだと思います。だったのだけれども、高木監督はそこを確実に突いてくるだろうなぁというのもあって、怖かったりもしたわけですが。
1試合通してを考えると、攻撃の連動性はまだまだ完成度が低く、好調時のうっとりするようなパス回しになるにはまだまだなのだけれども、よくなってきてるなというのが伝わってきたし、ダニーロがそこに絡みだしているのがいいなぁと。逆にマルキーニョスがパス回しにあわせようとしすぎているのか、本調子でないからなのか、そこはシュートでしょ?というときでもマルキーニョスらしい強引さが消えて、あれ?と。持ちすぎる、強引すぎるマルキーニョスにイライラしてきたのも確かなんだけれども、いきなりらしさが消えてしまうとそれはそれで心配になるという。間くらいがちょうどよいかと思うわけなんだけれども、そのあたりは今後調整されてくると期待します。
一方、横浜は久保が入ると「形」は作りやすくなるなぁという印象を受けました。あとは久保の周りで他の攻撃的選手がどう動くか?というのが大事なんだろうと。久保1人ではゴールまでは持ち込めないわけで、あ、ファボンがあっさり交わされたときはかなり焦ったけれども、鹿島が連動をキーワードにするなら、横浜は久保を中心に他の選手がその周りをフォローするのが今は一番適しているのかな、と。という意味では、横浜は運動量豊富な選手が少ないのが辛いところなんだと思いますが。シウバも頑張っていたと思うけれども、個人的には難波のほうが怖かったかな、と。後半難波が投入されたときに、鹿島的には難波がFWではなくサイドに入ってくれて助かった部分もあったように思います。

手短に纏めるつもりがやっぱり無駄に長文になってしまいました。といいつつ、まだまだ書き足りないのですが、今日はここで一旦終了。気が向いたらまた続きを?
あ、最後に余談を。
試合終了後のゴール裏への挨拶前、ベンチの選手たちの動きに注目していたんですが、最初選手達は普通にロッカーに帰るような動きを見せていて、全員で挨拶はこのまえだけの特別だったんかな?と思いきや、まず石神があっち(挨拶)に行こうよと呼びかけ、一人足をゴール裏に向けるも周りのノリがいまいちで、1人では行きづらいのか(そりゃそうだ)躊躇していると、その気がなさそうな素振りだった青木が突然石神側について、「行っちゃう?行っちゃう?」というノリになり、じゃあ行くか!と他の選手もその気になり、全員でゴール裏に向かって行ったのでした。意外な青木のリーダーシップ?ただのお調子者キャラ?に思わず吹き出してしまいました。今までずっと、なんで鹿島はベンチの選手がこっちにこないのかな?と不思議に思っていたので(横浜FCは勝っても負けても全員出てきますし、他のクラブも数えたわけではないけど出てくるところのほうが多い印象)、これで習慣づいたらいいなぁと思った出来事でした。
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